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温故知新で「粋」な暮らし

温故知新で「粋」な暮らし

2005年春 ボストン旅行

NYへ来て3年半。ボストンへ一泊のプチ旅行に行ってきました。

*****

~ボストン一泊二日プチ旅行記~

突然の帰任辞令!!
そこで、近くてなかなか足を運んでいなかったボストンへ週末だけで行ってきました。
天気予報はなんと警報が出るくらいに大荒れの模様。。。
それでも日程変更ができない私たちは、とにかく行くのみ!
しかも遅れることで有名なアムトラックでの初旅行でした。

でも行ってみたら、なんとボストンではほとんど傘がいらないお天気♪
ラッキーでした!!
NY近郊はかなり大荒れみたいだったので、晴れ夫婦パワー全開だったようです。(笑)

*****

4月2日(土)

私は初めてのアムトラック♪
アメリカで長距離電車に乗るのは、なかなか楽しみでした。
我が家からはマンハッタンへ出るよりも少し先のコネチカットの駅で乗ったほうが便利だったので、最寄駅まで車で行きパーキング。
そして、アムトラック停車駅「Stamford」までローカル線で向かいました。

朝9:53発のアムトラック。
定刻どおりに出発。
でも、この電車すでにワシントンDCから来ているからか、けっこう満席。
予約してるのですが、座先指定ではないので2人席を探すのが大変!なんせ一人の人でも二人がけをベッド状態にして寝てたので・・・
とりあえず無事に二人並んで席をゲット♪
約3時間半の電車の旅でした。

残念ながら、窓のない席だったので、ダンナさまと私は朝早かったので寝ることに・・・ けっこうぐっすり寝ちゃいました。(笑)相変わらずどこでも寝られる私。

お昼過ぎに初ボストン到着!!

街並みが落ち着いていて、レンガ作りの建物やレンガタイルの歩道。
なんだかヨーロッパや古きよきアメリカという感じで、とても雰囲気がよかったです。
マンハッタンのゴチャゴチャした感じや、せわしない空気とは全然違ってたなぁ~

心配していた雨もまだ降っていなくて、さっそく「MIT博物館」へ向かいました。
地下鉄(T)レッドラインにて、「Central Square」へ。
行き先がいきなりマニアックですが・・・(笑)

ここは理系大学のMITの学生たちや過去の発明品などが展示されています。
理系なのにアートな世界もあったりして、大人向けという感じで面白かったです。(お子様もいましたが)
そして、人間の歩行や走行、動物の歩行や走行をさせているロボットの説明が一番興味深かったです。
見た目は思いっきりロボット、というか機械なのですが、動きが本当に犬が走ったり、歩いたりしてるようで、、、なぜか、それだけで癒されてしまった私です。(笑)

他にもモーターで動いた機械や磁石を利用したアート、フラッシュやコマ送りの絵などビジュアルの世界もありました。

ボストン最初の観光地にしては、かなりシブかったですかね?

それから、ちょっと雨が降ってきましたが、歩いてMITへ。

MIT Map

さすが、アメリカの大学らしく、構内に普通の道路が!

MIT

しかも、専属ポリスもいるみたいで、車体に「MIT POLICE」とありました。
私たちはまずは生協(COOP)にて買物。Tシャツと恒例の旅記念ピンバッジを買いました。

大学を出る頃には、雨がやんできてました!

そこから、同じ地下鉄レッドラインにて「Park Street」へ。
ホテルへはそこからも行けたのですが、目の前に現れた路面電車(ちんちん電車?)風のグリーンラインに釘付けな私たち夫婦。
それで一駅先に行ってみました。ホテルは次の駅からでも歩けますが・・・
実は翌日もこの電車を乗ることになったので、ここで利用してもあんまり意味なかったみたいです。(苦笑)

ホテル「Omni Parker House」へチェックイン。

Omni Parker Hotel

ウワサのロビーの豪華な装飾は確かにすごかった・・・
天井の繊細な彫刻は目を見張るものがありました。
一見の価値はありそうです。
ホテル自体は古いホテルらしく、全体的に薄暗いヨーロッパの古いホテルを思わせる雰囲気でしたが、部屋の中はこざっぱりとしてキレイでした。
気持ちの良いバスローブはワッフル素材でした。

ディナーの予約を入れてなかったので、早めにお店へ向かうことに。
そこまでの道のりにボストンの街を歩いて回るコースがあり、そこに沿って生きました。(道路には写真のようなレンガの道しるべがあります)

Walkingコース

途中で「旧州会議事堂」「クインシーマーケット」を通り、目的の「Union Oyster House」へ。

「旧州会議事堂」
旧州会議事堂

「クインシーマーケット」(ファーストフードやショッピングのお店がたくさん!)
クインシーマーケット

「Union Oyster House」
Union Oyster House(外観)

「Union Oyster House」は過去にボストンでクラムチャウダーで賞を取ったことがあるとか。
行くと混んでいたので、リストに名前を残してバーコーナーで15分ほど待ちました。(もっと短かったかも)
バーでは早速「サミュエルアダムス」をオーダー♪

Union Oyster House

ボストン(マサチューセッツ州)はアルコールの飲酒について、けっこう厳しくてどこでもIDが必要だと聞いていたのですが・・・
滞在中、一度も聞かれなかった私たち。んー、大人に見られたって事?アメリカでアジア系の顔は子供っぽいので心配したけど・・・NY滞在4年目のずうずうしさが勝ったか?(笑)
すでにIDを見せようと意気込んでいたのに、全然聞いてもらえず、ちょっと肩透かしでした~

さて。
肝心のお料理。
「生ガキ(12個)」「クラムチャウダー」「ボイルドロブスター(2LB)」
十分お腹いっぱい・・・いや、はちきれそうでした!
ウワサのクラムチャウダーは甘い感じがしました。
旨みが出ているというか、いつもの塩気の強いものと違うと感じたのはベーコンが入ってなかったからかもしれません。
美味しかったです♪
オイスターは・・・普通って感じ。
マンハッタンのDocksのほうが美味しいかも。
ロブスターはプリプリで美味しかったですが、自分たちで解体するのが素ッ極大変でした!!

ロブスター!

本当はここで美味しいと聞いていたペイストリー屋さんへ行こうと思っていたのですが、お腹がいっぱいすぎて断念!!
ティラミスが美味しいと聞いてたので、かなり残念です。

ホテルに戻って、二人ともバタンキューって寝ちゃいました。
(と思ったら、ダンナさまはHBOでやっていた“ターミネーター3”を観てたそうです。
タフやねぇ~

*****

4月3日(日)

ボストン二日目!っていうか、今日でおしまい!!

なんと、ホテルの窓から見た空には青空が・・・願いって叶うのね♪
予約していた“ダックツアー”へ。
11時に予約していたのですが、念のため10時すぎにチェックアウトして早めに向かいました。(駅は3つ先)

これ、正解でした!!

なんと、地下鉄グリーンラインが工事中なのか、目的の「Science Park」駅の手前までしか走ってなくて、そこからバスに乗り換えなくてはなりませんでした。ひゃーーー!!
乗っていた同じような観光客の女の子グループや家族連れもアタフタ。
皆で大移動。

なんとか無事にバスストップを見つけたと思ったら、バスストップが移転中と表示。Street名しか書いてなくて、初ボストンの私たちにはチンプンカンプン。
でもなんとか無事にバスストップを発見して、時間に間に合いました。

ふーっ
旅行にはいろいろなことがつき物ですネ。

さて、この“ダックツアー”はなかなか好評のようで満席でした。(32名)
水陸両用車で、街中を走った後、最後に川くだりも楽しめるというものです。

ダックツアー1

全員が「どこから来たのか」という話になったとき、コネチカット州・メイン州など近いところから、カリフィルニア州・テキサス州など遠いところからの観光客も大勢。
ニューヨークは私たちだけで、ドライバー兼ガイドさんが「ヤンキースファンか?」と聞いた時にダンナさまが「はい」なんていっちゃうもんだから、、、
おじさん笑いながらも「ブーイング」でした。(苦笑)
それからも何かというと「ヤンキースはBooooo」といってました。

※実はこの日、ヤンキースとレッドソックスの試合があったんです。知らなかった!

さて。
このツアーでは、なぜか何かというとおじさんの合図で「グワァグワァ」とアヒルの鳴きまねをさせられます。(笑)
こういうの大好きなアメリカ人はノリノリで楽しくやってましたよー
まぎれて、私たちも日本語アヒル鳴きまねしてました。「ガーガー」って。

街中は観光地をぐるりと約1時間ほどかけて回ってくれました。
前日にMIT周辺しか行ってない私たちにとっては、なかなかいいツアーでした。
こういうのは初日に回って、街の全体を把握するっていうのがいいでしょうね。

幸いにもお天気は晴れになってきたし、快適なツアーでした。

残念なのは、前日の雨で水かさが増していて、川くだりはできませんでした。
入水して、川に入る手前までは行ったのですが・・・
おじさんも申し訳なさそうでした。リファウンドしてくれるというのですが、川くだりも体験したかったです。

一台前のツアーはなぜかそのまま突き進んでいきました。
↓入水するところ
前のダックツアー 川へ入る

ツアーが終わって、ちょうどランチタイム♪
ボストンで有名な「Legal Seafoods」へ。

Legal Seafoods

日曜のランチだったので、空いていました。

ここで、また「クラムチャウダー」をオーダー。
そして「クラブケーキ」「ロブスターロール」。

クラブケーキ ロブスターロール

ダンナさまは「サミュエルアダムス」を飲んでいました。
(ここは一番IDに厳しいと聞いてたのですが・・・そんな気配もそぶりもなかった)

「クラムチャウダー」はここは塩気が強く、今までに食べたことがある味に近かったです。
マンハッタンで食べるとこんな感じ?って気がしました。

「クラブケーキ」はダンナさま絶賛!
「ロブスターロール」は・・・普通でしたねぇ。この前マンハッタンで食べた「Pearl Oyster Bar」の方が美味しかったです。


さて・・・


「クラムチャウダー」の私の中での二つの中の軍配はどちらに・・・?!


じゃーん!


「Union Oyster House」でした☆

というのも、ここのは本当にクラムだけの旨みで味をつけてるところがよかったです。
適度なコクと旨みが出ていて、あそこのはもう一度食べてみたいなぁ~♪


ランチでお腹いっぱいになったところで、今度は美術館へ。
有名な「ボストン美術館」ではなく「ガードナー美術館」の方へ行くことにしました。
ダンナさまが「ボストン美術館」の車のイベントが見たかったみたいですが、残念ながらこのイベントの当日券は売り切れでした。
仕方ないので、入り口に展示されていた車だけシャッター切ってました。
(フェラーリとラルフ・ローレンの合作?)

フェラーリ(ラルフ・ローレン)

「ガードナー美術館」は規模は小さいけれど、そこに集められた調度品や美術品はかなりのものでした。
薄暗い館内でしたが、西洋・東洋のものがいろいろなところにありました。
中でも狩野派の江戸時代の襖絵は見事!
しかも、ある神社の扉などを窓として利用していたり、中国の鐘を飾っていたり・・・
ここには盗まれたフェルメールの作品も実は1990年までは展示されてたようです。残念・・・
絵ハガキだけが売っていました。(フェルメールの「コンサート」という題名の絵です)

中庭が特に見事で、手入れの行き届いたオアシスという感じでした。

写真撮影禁止だったのが残念でなりませんが・・・個人所有ですから仕方ないですね。
あちこちに監視員がいて、けっこう厳しい美術館でした。
荷物もほとんどの人が預けさせられていました。

でも一見の価値ありです!
時間がなくて、ボストン美術館は回りきれないという方や古いものに興味のある方はこちらがオススメかも。


それからまた地下鉄グリーンラインで「Park street」駅まで戻りました。

地下鉄(T)グリーンライン
(写真はDラインになってますが、私たちはEラインを利用しました)

最後は「Park street charch」にて青空とパチリ☆

パーク通り教会

こんなにお天気がよくなりました!!


ボストンはとってもいい町でした♪
是非また訪れたいです。






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